製造業ニュース
すべて見る電気自動車(EV)中国最大手、比亜迪汽車(BYD)の販売代理店を務めるレバー・オートモーティブは、7月6日に販売価格を発表した新型EVの小型車「ドルフィン(海豚)」の成約台数が10日間で3,089台に達したと明らかにした。
三菱ガス化学は5月8日、東部ラヨン県の現地法人が半導体パッケージ材料「ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂」の生産能力を2倍に引き上げると発表した。第5世代(5G)通信関連向けなどの用途で需要が高まっていることから、新たな建屋を設けて生産体制を強化する。2025年10月にも営業運転を開始する。
商用車販売のネックス・ポイントは、東部チャチュンサオ県に電気自動車(EV)用駆動モーターの工場を建設する計画を明らかにした。国内初のEV用モーター工場になる見通しという。将来は東南アジアへの輸出も目指す。筆頭株主で再生可能エネルギー事業などのエナジー・アブソルート (EA)と合弁で10億バーツを投じる方針。EAが操業するEV用電池工場の近隣で早ければ年内にも着工する。製品はまず国内に供給し、国産EVの生産コスト削減に貢献するとしている。
ビジネスニュース
すべて見る富士フイルムの現地法人フジフイルム(タイランド)は7月20日、犬や猫の免疫反応測定装置などを投入し、タイの動物医療用機器市場に参入した。「IMMUNOAU10V」は、1台で複数の院内検査を可能にする卓上タイプの免疫反応測定装置。甲状腺機能検査、副腎皮質機能検査COR、肝機能検査、猫の炎症マーカーSAA、性ホルモンPRGなどの検査が可能。10分程度で検査結果を出すことができ、迅速な診断と治療をサポートする。
三菱ガス化学は5月8日、東部ラヨン県の現地法人が半導体パッケージ材料「ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂」の生産能力を2倍に引き上げると発表した。第5世代(5G)通信関連向けなどの用途で需要が高まっていることから、新たな建屋を設けて生産体制を強化する。2025年10月にも営業運転を開始する。
企業紹介
すべて見る専門家コラム
すべて見る市場調査
すべて見る
油専用と水・油兼用をラインアップ
イチネンケミカルズの吸着マット「オイルゲットJシリーズ」は、油のふき取り、油流出防止・拡散防止、こぼれた油の回収などに使用する。油専用と油水兼用があり、シートタイプとロールタイプを用意している。
油の回収作業に活躍
インドシナ半島の新たな大動脈として期待される「タイ中高速鉄道」の建設工事は、バンコク(クルンテープ・アピワット駅)から東北部ナコーンラーチャシーマーに至る第1期(約253キロ)と、その先のラオス国境ノーンカーイまでを結ぶ第2期(約356キロ)の2工区に分別される。前者は一部着工済みで、進捗率は6月末現在約22%。一方の後者は、環境影響評価(環境アセスメント)の手続きが進行中で、早ければ年内にも閣議決定され来年早々にも着工に運びだ。全長600キロを超える夢の高速列車は、最高速度250キロでバンコク~ノーンカイを3時間15分で結ぶ計画だ。連載は今号から第2期工事区間の新駅を取り上げる。
過去12万年間で最も暑いとされる今年の夏。地球規模で熱波が広がるなど異常気象が続いている。地球温暖化に向けた動きは待ったなしの状態で、タイ政府も対策を強化。2022年11月にエジプトで開催された国連気象変動枠組み条約締結国会議(COP27)では、前回会議より踏み込んだ温室効果ガスの削減目標(30年までに30%減)を約束。国内企業も次々と前倒しの施策を打ち出している。こうした状況を反映して急速に進んでいるのがカーボンクレジット(炭素排出枠)の取り引きだ。昨年は金額にして対前年比10倍超増にも拡大した。タイが国を挙げて取り組む脱炭素の動き、そしてクレジット取り引きの現状が今回のテーマ。