製造業ニュース

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【第112回(第4部28回)】インドシナ・マレー半島縦断鉄道構想/中老鉄路3 バンビエン市街 製造業ニュース - 2ヶ月前

将来のタイ中高速鉄道との接続が有力視されているラオスの中老鉄路は昨年末で開業から4年目を迎えた。ラオスの首都ビエンチャンと中国国境ボーテンを結ぶ全長約420キロ。国内初の高速鉄道は、ボーテンから中国昆明に乗り入れるなど旅客貨物ともども好調に推移している。加えてもう一つ、ビエンチャンから中国国境に向けた輸送路として注目を集めるようになったのが、開業から5年目を迎えたビエンチャン-ボーテン高速道路だ。未だバンビエンまでの開通にすぎないが、この区間は利用客も増え並行して走る中老鉄路と競争を展開して需要の掘り起こしにもつながっている。連載の今回は観光地としても名高く、中老鉄路の主要停車駅でもあって高速道路も通じることになったバンビエンの今をお伝えする。

【第111回(第4部27回)】インドシナ・マレー半島縦断鉄道構想/中老鉄路2 バンビエン駅 製造業ニュース - 4ヶ月前

ラオスの首都ビエンチャンと中国国境ボーテンを結ぶ全長約420キロの「中老鉄路」。同国初の高速鉄道は2021年12月に全線開業。それから3年余りが経過し、旅客貨物の利用ともども安定的に推移している。中でもタイからラオス、さらには中国へ向かう貨物列車は1日あたり4~6便が運行されるようになっており、従来ならば1週間前後も要していた所要時間が1日半程度と大幅に短縮。タイ・ラオス間の国境貿易も鉄道を中心に25年中に110億米ドル(約1兆6000億円)まで膨らむ見通しだ。高速鉄道の建設、そして物流の発展を契機に後発後進国からの脱却が進むのか。ラオスは今、転換の最中にいる。連載の今回は、始発駅ビエンチャンから避暑地バンビエンまでの区間を概観する。

ビジネスニュース

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バンコク開催間近! 出展社募集中!! バンコク開催:2025年5月14日(水)〜17日(土) ビジネスニュース - 2ヶ月前

FBCアセアン2025ものづくり商談会

今年も製造業に特化した展示商談会「FBCアセアン2025ものづくり商談会」がバンコクのBITEC(バンコク国際展示場)で開催されます。ASEAN地域で事業展開する製造業企業にとって欠かせないイベントとなったFBCの魅力、そして今年のFBCのポイントについて、主催者であるNCネットワークアジアの小暮マネージングダイレクターに聞いてみました。

第88回 PM2.5の悪夢再び。深刻化する大気汚染 ビジネスニュース - 2ヶ月前

今年1月22日のことだ。タイの首都バンコクで、首都庁が管轄する公立学校100校以上が一斉に休校となるという出来事があった。微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が高くなり、健康に影響が出ると判断されたためだ。乾期に入ったタイでは雨が極端に少なくなり、上空には汚れた空気が滞留するようになっている。汚染の原因はさまざまで、首都圏などの都市部では自動車の排気ガスや工場などからの煤煙が、東北部などの農村部ではピークを迎えたサトウキビ収穫後の野焼きの煙が挙げられている。汚染は近隣国でも確認され、ベトナムでは増えすぎた二輪車からの排気ガスが世界最悪を記録するまでとなった。似たような現象は他国にも広がる。PM2.5の悪夢再び。各国の取り組みを追う。

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専門家コラム

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市場調査

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【第113回(第4部29回)】インドシナ・マレー半島縦断鉄道構想/中老鉄路4 ルアンパバーンへ 市場調査 - 3週間前

 ラオスのソンサイ首相が2月20日、タイの首都バンコクを訪れ、ペートンタン首相と会談。2025年が両国の国交樹立75周年であることを踏まえ、関係の強化と貿易拡大などで合意した。この中で真っ先に話題となったのが開通から丸3年が経過し、累積輸送量5000万トンを超えるまでとなった中老鉄路を活用した国際貿易だ。中国からはラオスを経てタイやベトナム、シンガポールへ、ラオスからは中国を経て欧州などに向けた新たな交易路がそれぞれ開設されるまでとなっている。また、両国政府は中老鉄路とタイ中高速鉄道を結ぶ東北部ノーンカーイ県でのメコン川鉄道橋の新設でも合意を改めて確認。貿易の活性化とともに相互の観光客誘致も拡大させたい考えだ。

第89回 中国EVのタイ進出最新動向 市場調査 - 3週間前

Electric Vehicle(エレクトリック・ビークル)。充電式電池(バッテリー)を搭載し、蓄電された電気を使用してモーターを駆動させ走行する四輪車。今、この電気自動車の登録台数がバンコク首都圏を含むタイ全土で急増し、街中で頻繁に見かけるようになっているのを意識したことがあるだろうか。日本車?アメリカ車? いえいえ、増えているのはもっぱら中国車。それも、名の知れたBYD(比亜迪汽車)に止まらず、Deepal、AION、NETAなどといった初めて耳にするようなブランド車も増えている。その数、実に20近くもあるのだから驚きだ。一体いつからこうなったのか。そして今後の展開は。タイ自動車市場におけるEVの最新動向をお伝えする。