半導体やFAなど幅広い用途で活躍
日本トムソンは、メカトロ製品のリニアモータテーブルLTシリーズハイスラストタイプに、高推力でロングストロークを強化した新製品「LT170H2」を発売した。半導体関連装置やFA関連装置など幅広い用途で利用できる。
市場調査
微圧大容積製品に対して高精度な漏れ計測を実現
信頼の技術であらゆる産業の「漏れ検査ニーズ」に応えるコスモウェーブが、エアリークテストの技術と知見を活かし、EV生産の増加に対応するため、エアリークテスターの新製品「EVシリーズ」を発売した。
今年も製造業に特化した展示商談会「FBCアセアン2024 ものづくり商談会」がタイとベトナムで開催されます。ASEANで事業展開する製造業企業にとって欠かせないイベントとなったFBC(Factorynetwork Business Conference)の魅力、そして今年のFBCのポイントについて、主催者であるNCネットワークの小暮マネージングダイレクターに聞いてみました。
食品の生産や流通、消費などさまざまな段階で排出される食品廃棄物(食品ロス)。タイなどの東南アジアはその有数の排出地域なのだが、これが積極的に語られることはこれまであまりなかった。国連の気候変動枠組条約会議(COP)でも討議される多くは、機械や化学といった重化学工場や発電所から排出される二酸化炭素の削減、あるいは南北両極の氷河の融解の話題ばかり。食品廃棄物についてはほとんど論じられていないのが実情だった。だが、現実は左にあらず。国連機関の資料によれば、食品廃棄物から排出された二酸化炭素などの温室効果ガスは排出量全体の1割を占め、その経済的損失は年間1兆米ドル(約146兆円)に達するというのだから驚きだ。連載の今回は、汚名返上として加速度を強めるタイほか東南アジア各国における食品廃棄物削減の動きを取り上げる。
2023年11月22日から25日まで、バンコク国際貿易展示場(BITEC)でASEAN最大級の工作機械・金属加工関連展示会「METALEX2023」が開催された。
タイ国鉄・東北部本線の基幹駅があるコーンケーンは、古くからの交易の要衝地。東に向かえばムクダーンからメコン川を越え、ラオスを横断してベトナム第3の都市ダナンにたどり着くことができる。一方、西に向かえばターク県メーソートから、東南アジアの大河サルウィン川の支流モエイ川を渡河。ミャンマー・モン州ミャワディから古都ペグーを経由して、最大都市ヤンゴンに至る。この東西道は近年になって東西経済回廊として注目され、そしてタイ中高速鉄道とも接続する。その中継地としての役割が期待されているのがコーンケーンなのである。連載の今号は、タイ中高速鉄道と東西経済回廊との関わりについて。