市場調査 2024年12月27日13:12

コンパクト・高推力・ロングストロークを実現 リニアモータテーブル「LT170H2」

半導体やFAなど幅広い用途で活躍

日本トムソンは、メカトロ製品のリニアモータテーブルLTシリーズハイスラストタイプに、高推力でロングストロークを強化した新製品「LT170H2」を発売した。半導体関連装置やFA関連装置など幅広い用途で利用できる。

コンパクト・高推力・ロングストロークを実現 リニアモータテーブル「LT170H2」


高い速度安定性を実現
 
 リニアモータテーブルLTシリーズのハイスラストタイプ「LT・・・H」は、テーブル案内にCループリニアウェイを使用し、コンパクト性を損なうことなく、LTシリーズの中で最も大きな推力を発揮するリニアモータ駆動のアクチュエータで、重量物の精密位置決めに最適な製品となる。新たに開発した「LT170H2」は、既存のLTHとは別構造のリニアモータを採用することにより、定格推力が大幅に向上した。対応できる運転条件の幅が広がり、半導体やFAなど幅広い用途で利用できる。本製品は、高速・高推力性能、高い繰返し位置決め性能だけでなく、低コギング設計による高い速度安定性を実現しており、速度リップルに厳しい用途にも適している。 

シリーズ最大の定格推力 

 「LT170H2」の定格推力はシリーズ最大の260Nであり、対応できる運転条件の幅が広がった。定格推力UPにより既存の「LT・・・H」と同条件で動作させた場合、1サイクルあたりの時間を短縮。最高速度はシリーズ最大の3000mm/sを実現し、生産性向上に貢献する。また「LT170H2」は余裕のある定格推力により、既存の「LT・・・H」との比較で約48%の省電力を実現した(搭載質量20kg、移動速度1000mm/sで稼働した場合の理論値比較)。軽量な可動テーブルと大きな推力により高加減速・高応答な動作を可能とし、先進のサーボ技術で高い静止安定性と速度安定性をもつ「LT170H2」は、高速での作業を要求される測定器・組立機などの用途にも適している。 

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