今年も製造業に特化した展示商談会「FBCアセアン2024 ものづくり商談会」がタイとベトナムで開催されます。ASEANで事業展開する製造業企業にとって欠かせないイベントとなったFBC(Factorynetwork Business Conference)の魅力、そして今年のFBCのポイントについて、主催者であるNCネットワークの小暮マネージングダイレクターに聞いてみました。
市場調査
タイ国鉄・東北部本線の基幹駅があるコーンケーンは、古くからの交易の要衝地。東に向かえばムクダーンからメコン川を越え、ラオスを横断してベトナム第3の都市ダナンにたどり着くことができる。一方、西に向かえばターク県メーソートから、東南アジアの大河サルウィン川の支流モエイ川を渡河。ミャンマー・モン州ミャワディから古都ペグーを経由して、最大都市ヤンゴンに至る。この東西道は近年になって東西経済回廊として注目され、そしてタイ中高速鉄道とも接続する。その中継地としての役割が期待されているのがコーンケーンなのである。連載の今号は、タイ中高速鉄道と東西経済回廊との関わりについて。
インドシナ半島を南北に走るインドシナ・マレー半島縦貫鉄道構想の中核路線「タイ中高速鉄道」は、2017年12月の着工から間もなく6年を迎える。バンコク(クルンテープ・アピワット駅)と東北部の玄関口ナコーンラーチャシーマーとを結ぶ第1期(約253キロ)工事の最新の進捗率はコロナ禍の影響もあって8月末時点で24%余り。6月末からの約2カ月間でわずか2%増えたに過ぎない。それでもタイ国鉄は、第1期区間の開通期限を26年内と設定し、今後路線が正式に閣議決定される第2期区間(ナコーンラーチャシーマー~ノーンカーイ、約356キロ)についても当初計画より1年遅れの28年中の運行開始とする線を崩していない。その背後には、長い間、陸の孤島として開通を待ち焦がれてきた東北部地方各県の悲痛な叫びがあった。
油専用と水・油兼用をラインアップ
イチネンケミカルズの吸着マット「オイルゲットJシリーズ」は、油のふき取り、油流出防止・拡散防止、こぼれた油の回収などに使用する。油専用と油水兼用があり、シートタイプとロールタイプを用意している。
油の回収作業に活躍
インドシナ半島の新たな大動脈として期待される「タイ中高速鉄道」の建設工事は、バンコク(クルンテープ・アピワット駅)から東北部ナコーンラーチャシーマーに至る第1期(約253キロ)と、その先のラオス国境ノーンカーイまでを結ぶ第2期(約356キロ)の2工区に分別される。前者は一部着工済みで、進捗率は6月末現在約22%。一方の後者は、環境影響評価(環境アセスメント)の手続きが進行中で、早ければ年内にも閣議決定され来年早々にも着工に運びだ。全長600キロを超える夢の高速列車は、最高速度250キロでバンコク~ノーンカイを3時間15分で結ぶ計画だ。連載は今号から第2期工事区間の新駅を取り上げる。
過去12万年間で最も暑いとされる今年の夏。地球規模で熱波が広がるなど異常気象が続いている。地球温暖化に向けた動きは待ったなしの状態で、タイ政府も対策を強化。2022年11月にエジプトで開催された国連気象変動枠組み条約締結国会議(COP27)では、前回会議より踏み込んだ温室効果ガスの削減目標(30年までに30%減)を約束。国内企業も次々と前倒しの施策を打ち出している。こうした状況を反映して急速に進んでいるのがカーボンクレジット(炭素排出枠)の取り引きだ。昨年は金額にして対前年比10倍超増にも拡大した。タイが国を挙げて取り組む脱炭素の動き、そしてクレジット取り引きの現状が今回のテーマ。