将来のタイ中高速鉄道との接続が有力視されているラオスの中老鉄路は昨年末で開業から4年目を迎えた。ラオスの首都ビエンチャンと中国国境ボーテンを結ぶ全長約420キロ。国内初の高速鉄道は、ボーテンから中国昆明に乗り入れるなど旅客貨物ともども好調に推移している。加えてもう一つ、ビエンチャンから中国国境に向けた輸送路として注目を集めるようになったのが、開業から5年目を迎えたビエンチャン-ボーテン高速道路だ。未だバンビエンまでの開通にすぎないが、この区間は利用客も増え並行して走る中老鉄路と競争を展開して需要の掘り起こしにもつながっている。連載の今回は観光地としても名高く、中老鉄路の主要停車駅でもあって高速道路も通じることになったバンビエンの今をお伝えする。
製造業ニュース
2021年12月に全線開業した「中老鉄路」は、ラオスの首都ビエンチャンと中国国境ボーテンを結ぶ全長約420キロの同国初の高速鉄道。最高時速は旅客でも160キロだから「高速」ではないという意見もあるが、19世紀末にフランスが南部チャンパーサック県で木材輸送のために開設したデット・コーン鉄道や、2009年にタイ国鉄が東北部本線を延伸して建設したタイ・ラオス架橋線では時速数十キロ運行であったことを考えれば、「高速」の呼び名に違和感はない。山岳地帯に住むラオス国民にとっても待ちに待った公共交通網として迎えられている。計画ではタイ側のタイ中高速鉄道との接続が確実視され、中国方面はすでに雲南省昆明南駅まで直通運転が始まっている。インドシナ・マレー半島縦断鉄道構想をめぐる連載は、今回から「中老鉄路」を一つずつ紐解いていく。
微圧大容積製品に対して高精度な漏れ計測を実現
信頼の技術であらゆる産業の「漏れ検査ニーズ」に応えるコスモウェーブが、エアリークテストの技術と知見を活かし、EV生産の増加に対応するため、エアリークテスターの新製品「EVシリーズ」を発売した。
世界中を恐怖の渦に巻き込んだコロナ渦から3年。ようやくピークアウトの兆しが見え、産業・経済の分野では、アフターコロナで各国が動きだし、とくにアセアンへの関心が高まっています。その中で、今年も5月から10月にかけ「FBCアセアン2023 ものづくり商談会」が開催されます。
「タイとベトナムの現地ネットワークが私たちの強みです」というNC Network Groupが主催するFBC(Factorynetwork Business Conference)。これまでにも増して実利性に注力して開かれるという今年の「FBC」の概要、特徴など、おすすめポイントを企業各社がいま求めるニーズ、背景と共に小暮マネジーングダイレクターに聞いてみました。